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許すまじ 大手葬儀社と僧侶の契約

先日知人の葬儀関係者からこんな話を聞きました。。大手葬儀社は宗派毎に専属僧侶を抱えているが、その内情です[演劇]

①僧侶ははじめに葬儀社に百万円単位で契約金を納める。(契約解除時に返金されない)

②葬儀社から葬儀の依頼がバンバン入る。

③僧侶は通夜葬儀をこなして施主様からのお布施30%を葬儀社に納める。

④僧侶は今後のことは近所でお寺を探してくれと言う。(葬儀社からの依頼を三回断ると無条件で契約解除になってしまうので、極力、法事や満中陰法要など細かい予定に入れないようにする)

こんな無責任な話ってありますか。とんでもないですよ[パンチ]

係わり合った施主様やご家族の心の支えとなり、信頼関係を築き上げて信仰に導いていくのが僧侶の努めでしょう。それを放棄して葬儀社の意のままに葬儀に奔走する僧侶。

施主様は寺院や僧侶への不信が募る。拙寺にも何件かいらっしゃいましたが「葬儀の寺に突き放された」と憤慨していました[失恋]


その知人は最後に「この地域は圧倒的に真宗系契約が多いです。しかし、貧乏だった寺は見違えるように裕福になります」と言っていました[ぴかぴか(新しい)]

財は力をなしますし、拙寺でも財力があれば多様なことにチャレンジできると感じることもあります。バリアフリーにしたい。景観をよくしたい。本堂の椅子を増やしたい。庭の剪定をしたい。シロアリにやられた土台を修復したい等々。存続自体危ぶまれている寺院も多い。背に腹は代えられないのかもしれません。

しかし、僧侶としての規範律に叶っているか。ここが重要なのです。かねてより葬儀や悪徳葬儀社の問題は当ブログでも書いてきましたが、これは仏教界全体で問題提起すべき内容です。


葬儀屋互助会制度のトリックに注意して契約を(改訂)
http://honyouji.blog.so-net.ne.jp/2011-02-26

高槻広宣寺様が悪徳葬儀社に対してに興味深いブログを発信されています 
http://www.kousennji.jp/blog/

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回天搭乗員 塚本太郎大尉の遺言

以下の遺言は人間魚雷回天で散華した塚本太郎様が出撃前にお父様の経営するスタジオで密かに録音していた肉声を活字におこしたものです。

この録音は靖国神社遊就館と呉大和ミュージアムで拝聴することが出来ます。

過去を現在のものさしで測り、批判することは容易ですが、あまりにも短絡的に感じます。。その時代その時代を懸命に生き抜いた人達の息吹を感じ、その心中を酌み取ることこそ最も大切だと思います。

過去を徹底的に卑下否定して今を生きるのが良いのであれば、我々が懸命に生きているこの時代や人々の営みや育みのことも、将来子孫に葬り去られるかもしれない。あの価値観やあの時代は醜いと言って。

私は決して葬り去ることはしない。先人の徳を永遠に語り続けたい。

父よ、母よ、弟よ、妹よ。そして永い間はぐくんでくれた町よ、学校よ、さようなら。本当にありがとう。こんなわがままなものを、よくもまあ本当にありがとう。 僕はもっと、もっと、いつまでもみんなと一緒に楽しく暮らしたいんだ。愉快に勉強し、みんなにうんとご恩返しをしなければならないんだ。 春は春風が都の空におどり、みんなと川辺に遊んだっけ。 夏は氏神様のお祭りだ。神楽ばやしがあふれている。昔はなつかしいよ。 秋になれば、お月見だといってあの崖下に「すすき」を取りにいったね。あそこで、転んだのは誰だったかしら。 雪が降りだすとみんな大喜びで外へ出て雪合戦だ。 昔はなつかしいなあ。こうやってみんなと愉快にいつまでも暮らしたい。喧嘩したり争ったりしても心の中ではいつでも手を握りあって――。 然し僕はこんなにも幸福な家族の一員である前に、日本人であることを忘れてはならないと思うんだ。日本人、日本人、自分の中には三千年の間受け継がれてきた先祖の息吹が脈打ってるんだ。鎧兜に身をかため、君の馬前に討死した武士の野辺路の草を彩ったのと同じ、同じ匂いの血潮が流れているんだ。 そして今、怨敵撃つべしとの至尊の詔が下された。十二月八日のあの瞬間から、我々は、我々青年は、余生の全てを祖国に捧ぐべき輝かしき名誉を担ったのだ。人生二十年。余生に費やされるべき精力のすべてをこの決戦の一瞬に捧げよう。怨敵撃襄せよ。おやじの、おじいさんの、ひいおじいさんの血が叫ぶ。血が叫ぶ。全てを乗り越えてただ勝利へ、征くぞ、やるぞ。 年長けし人々よ、我等なき後の守りに、大東亜の建設に、白髪を染め、齢を天に返して健闘せられよ。又幼き者よ、我等の屍をふみ越え銃刃を閃めかして進め。日章旗を翻して前進せよ。 至尊の御命令である。日本人の気概だ。永遠に栄あれ祖国日本。我等今ぞいかん、南の海に北の島に全てをなげうって戦わん。大東亜の天地が呼んでいる。十億の民が希望の瞳で招いている。 みんなさようなら!元気で征きます。
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法事後の清宴にて~ある学会員とのやりとり~

拙僧は法事後の清宴に招かれることも多く、施主様始めそのご家族や親戚との交流を大切にしている。法事では皆が功徳を積むとはいっても、法話・法要と、こちらからの一方的なアプローチになりがちだが、その後の宴会では相互が分かち合いながら時間を共有できる。ましてや若い方との接点が少ない中にあって、そのような機会を見逃すわけにも行かない。実際、その積み重ねによって菩薩団に加入してくださった方もあるので、俄然やる気が出る。
[ビール][バー]もっとも、宴会が大好きなのが一番の理由なのだが。[わーい(嬉しい顔)]

先日、清宴でとある参列者が

「浄土宗は南無阿弥陀仏と唱える。あの世へ生きたい。救ってくれ。そうすると死にたくなる。鬱病になる。だから法華経を修行しないといけない。しかし、身延の修行は狐や蛇を祀っているので畜生になる。本当に仏界を理解している教団は創価学会」だと。

拙寺地域は浄土信仰が盛んな土地なのだ。

この方は法事の度に折伏と称して周りの方を悩ませるのだが、結構人間味があって拙僧のことも可愛がってくださる。数年来の付き合いになるが宴が進むにつれて拙僧と必ず議論になる。

拙僧
「学会は草創期より相互依存で活動してきた大石寺教義も払拭できず、中途半端。しかも過去の教義清算や活動への自己批判も一際しないで、新教義を布教するのはあまりにも無責任。

ここにいる村の浄土宗信徒は仏教のことなど何も知らない。学んだこともない。興味もない。ただ慣習にならって法事に参列しているだけ。貴方だって入信前はそうだったはず。

しかし、ここの人達が貴方の意見に同調してあなたと同じアナウンスを始めたら、正邪の確証もなく人を引き込むことになる。このことに問題意識や宗教的な懐疑心を抱かないと、世間からカルトと言われても仕方ない。

拙僧は日蓮聖人の教義であっても懐疑心も持つし、教団の高僧の発したことでも疑問を主張できます。そういった教団です。でも新宗教はたいていそのような心を抱くこと自体タブー。成功すれば御利益。失敗すれば信仰が足らないと言う。批判的なことを主張すれば堕地獄となる。これでは思考停止ですよ。

貴方は法事の度に日蓮宗の法要に参列しています。邪教僧侶との同座は地獄行きじゃなかったのですか?貴方は本当の本尊は板ではなく心の中にあると言うが、貴方の大先輩方は大石寺の板本尊のみが絶対と称していました。教義改革は方便として必要というなら、狐や蛇だって肯定できますよね。諸天の別勧請は法華経への引入方便なのですから。

身延が狐や蛇を祀っているというのも貴方達は何十年来主張していますが、釈尊を礼拝しているのです。法華経を信仰しているのです。狐や蛇は諸天の眷属であって、本尊にしていません。そこも間違っています。悪口をそのまま意味も分からず発している人が多すぎます。

わたしは貴方にとても愛着を抱いていますし、毎回お会いするのが楽しみ。万が一貴方が先立つようなことがあったら葬儀には絶対に出席します。たとえ学会の友人葬であっても。友情を教団に指図される覚えはないのですから」

昨年は大震災で多くの命が失われた。熱心な信仰を持つものもあったと思う。この期に及んで布教と称し、そのような無責任なことを発する教団は看過できない。

ある高僧が

「世間では天罰や業・因縁といった言葉を悪しき趣旨で発言する人がいる。しかし、そのような言葉は絶対他者に投げかけるべきではない。​自己に自問自答するべき言葉であり問題である」

と説法されたことも伝えた。

最後はその方と再会を誓って握手をして別れた。有意義な清宴であった。

以前ブログに記した内容が埋もれてしまったので再掲します

拙僧ブログ「幸不幸を他者に決めつけられたくない」
http://hokkeji.blog.so-net.ne.jp/2007-04-12

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このたび、日蓮宗ポータルサイトに大津市本要寺の新規HPが掲載されました。従来の本要寺HPと併せてご覧ください。[手(チョキ)]

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大津市本要寺(日蓮宗公式ポータルサイト上)
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