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法隆寺・唐招提寺は長野善光寺の英断を無駄にした [チベット問題]

 今日、来日中の胡錦涛国家主席が奈良の法隆寺と唐招提寺を訪問しました。日中の文化交流の歴史を視察し、さらなる交流を促進する目的だとか。
 現在のチベットの状況と、その元凶である中国の偏った人権意識を批判する世界の良民。日本でもあらゆるメッセージが発信されましたが、同じ仏教徒である善光寺が大英断によりNOを突きつけたことで、日本人の総意として世界に発信され、何よりも強いメッセージになりました。
 しかし、今日の夕刊は法衣を被着した法隆寺管長と国家主席のショットが映し出されています。善光寺の判断とは逆に、あたかも日本仏教徒が中国の体制を受け入れたかのような印象を受けかねないものです。国家主席の奈良訪問を強く要求したのは中国政府だとか。中国は善光寺の件を全く報道しませんでしたが、おそらく法隆寺・唐招提寺の参拝については世界中に報道するでしょう。皆様は何を感じますか。
 確かに国際交流の見地から国家主席の視察を拒む必要はないでしょうが、せめて僧侶は全く関知せず、学芸員や文化庁の職員に寺院の説明などを頼むことはできなかったのでしょうか。世界の動きと逆行してこの時期に建前を優先するのは空気が読めていません。聖徳太子が泣いています。両寺の僧侶は今一度、仏教徒としての信念と国家鎮護とは何かをお考えいただきたいです。
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